断薬日記 その28
2017.07.01
今日の感じ。
午前中
久しぶりにこぎん刺しをしようと思い
その前に部屋をお掃除。
すっきりしたところでこぎん刺しに集中する。
午後は池袋の東京芸術劇場へ。
アート展を観に行く。
絵を見ても
ほとんどなんの感情も湧かない。
薬ってほんとうに、ほんとうに、つまらない。
ちっとも絵と対話ができないじゃないか。
展示会場の隣のスペースで
映画の上映会が行われていたので
こちらも観に行く。
70年程前のブラジルの精神科病院を舞台にした
実話に基づいた作品。
統合失調症の患者に対して
ロボトミー手術や電気ショックが
平然と行われていた時代の話。
冒頭はショッキングな描写があったりして
奥底から怒りが湧いてくる。
そして初めはただただ暴力的だったり
心を閉ざした状態だったりする患者達が
絵を描くことや立体造形を通して
徐々に、自分らしさを取り戻していく。
そのことに救われる思いがする。
ああ、心が敏感な時に観たかったなぁ。
そして思い切り泣きたかったなぁ。
泣く代わりに
左だけ鼻水がダラダラと出てくる。
無感情のまま帰路につく。
電車の中で、音楽を聴く。
そうしたらやっと、感情が出てきた。
無理やり押さえ込まれることに対する
辛さ、悲しさ、怒り。
表面ではじわっと涙ぐんだだけだったけど
心の中では子どもが号泣していた。
こういう時、例の彼が目の前にいたら
辛いよう、苦しいようって言って
わーっと泣けるのにな、と思う。
彼の前で泣いたことはないけど、そう思う。
今日もお読みいただいて
ありがとうございます😊
おやすみなさい🌙💤
♯断薬
♯こぎん刺し
♯ニーゼと光のアトリエ