断薬日記 その3

2017.06.06

 

断薬を始めてちょうど一週間!

 

今日の感じ。

 

昨日から今日にかけてはよく眠った。

9時間くらいかな?

 

朝はテンション低め。

まあ、朝からハイテンションも疲れるか。

 

パンを軽く食べてから

こぎんをちょっと刺して

お仕事へ行く。

 

相変わらず、集中力はいい。

感覚に素直に従ってサクサクお仕事。

周囲の人たちとのコミュニケーションも良好。

 

夕方、心療内科の診察。

シレッと受診して、薬をもらう。

 

飲まないけどね( ̄▽ ̄)

 

夜もせっせとこぎん刺し。

布目を拾う感覚、少し取り戻してきた。

数を数えながらリズムよく刺していく。

 

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やっぱり、こぎんは美しいなあ。

出来上がりの模様ももちろん美しいのだけれども

刺している時のリズムに宇宙を感じる。

それが心地いい。快感。

うん。美しいなあ。

 

今日はこのへんで。

おやすみなさい🌙💤

 

♯断薬

統合失調症

♯こぎん刺し

♯宇宙

断薬日記 その2

2017.06.05

 

今日の感じメモ。

 

昨晩はなかなか寝付けなかった。

11時には横になったのに

寝付いたのはたぶん、3時頃。

睡眠時間5時間。

 

朝、目覚めてすぐ

昨日までのドキドキ感がおさまっていることに気づく。

 

早くも薬なしの状態に慣れてきたか?

 

テンション下がったらイヤだなぁと思いながら起きた。

 

でもテンションは、下がったというより

平常に戻ったという感じ。

 

試しに今萌えのこぎん刺しのあれこれを妄想してみたら

あっさりとテンション上がった(笑)

 

仕事も順調。

ちょっと軽い頭痛があったけど。

たぶん寝不足。

 

夜は、念願のこぎん刺し再開。

視力悪くなったなぁ…(´・ω・`)

以前はもうちょっと、ラクに布目を拾っていたのになぁ。

 

あ、そうそう。

お昼にマルンガイの会社から確認の電話あり。

無事に会員登録完了〜(о´∀`о)💕

早速発送してくれるって。

早く来ないかな、マルンガイ。

ポリポリ食べたいな、マルンガイ。

ついでに視力も良くならないかな、マルンガイ。

 

なんかちょっと、断薬日記から話題が逸れた気もするけど(笑)まあいいや。

 

今日はこれにて。

おやすみなさい🌙💤

 

♯断薬

統合失調症

♯こぎん刺し

♯マルンガイ

断薬日記 その1

2017.06.04

 

 

突然ですが

 

5月31日から

 

断薬、はじめました。

 

 

2012年に統合失調症を発症して以来

 

約5年間毎日服薬してきました。

 

その服薬を

 

思うところあって

 

やめてみることにしました。

 

 

以下、断薬5日目の今日時点での

 

現状メモ。覚え書きです。

 

 

【睡眠時間が少なくなった(正常に戻った)】

 

服薬中は、睡眠時間11時間。

 

プラスして、昼寝を多い日では3時間程してました。

 

それが、ここ数日6時間睡眠です。

 

ほぼ、半分です。

 

寝不足になるかな?と最初思っていましたが

 

日中眠くなることも特になく

 

割と集中して仕事もできています。

 

なーんだ6時間でよかったんじゃん(о´∀`о)

 

ていう感じです。

 

そして、睡眠時間が減ったということは

 

必然的に起きてる時間が増えたというわけで

 

その分やりたいことに時間をつかえるじゃん!

 

と、ワクワク喜んでいます。

 

 

【常にワクワクドキドキしている】

 

これは体感(特に胸の辺り)が、例えるとね

 

恋愛初期のドキドキ感。

 

両想いになったばっかりの頃の

 

ゴハンも半分ノドを通らないっていう

 

あの感じです。

 

かといって

 

フワフワ浮き足立っているのかといえば

 

そうではなく

 

昨日魔法セッションしてみてわかったのですが

 

ちゃんと地に足、着いてます。

 

これから魔法がますます力強くなっていくのかも…

 

なんて予感も、じわじわあります。

 

 

【食欲、食べる量が元に戻った】

 

これはね、予測してた変化でした。

 

薬の副作用で食欲増進&体重増加してましたから。

 

上で、ゴハンも半分ノドを通らないと書きましたが

 

まさにリアルにその状態です。

 

まあ、半分てことはないけど。

 

あと、食べるスピードがゆっくりになったなぁ。

 

 

【すっきり幸せを感じている】

 

嬉しいこと、楽しいことに

 

以前にも増してフォーカスするようになりました。

 

なにしててもたのしいわー

 

わたしってしあわせものだわー

 

みたいな。

 

 

とりあえずこんなところかな。

 

また変化を感じることが出てきたら

 

報告します(о´∀`о)

 

 

ここまで読んでくださって

 

ありがとうございましたー(о´∀`о)♬

 

♯断薬

統合失調症

♯睡眠時間

ゴハンも喉を通らない

♯魔法

わたしと病気 その9

2015年11月

 

晴れてお花の福祉作業所に入所。

 

まずは、週2日半日ずつで通い始める。

 

精神、知的、身体。

 

利用者のみんなはそれぞれに

 

いろんな障害を抱えている。

 

でもここでは、同じ仲間だ。

 

 

初めの数ヶ月は

 

とにかく花の基礎を一から教わる。

 

この時出会ったのが、Y先生。

 

毎回、きっちり厳しくも

 

すごく丁寧に教えてくれる。

 

基礎をしっかり固めながら

 

時々は息抜きに

 

フリーアレンジを作ったりして

 

毎回楽しく通う。

 

こんなに楽しくて、いっぱい学べて

 

さらに工賃がもらえるだなんて

 

なんて恵まれてるんだろうか。

 

とにかく感謝の日々。

 

 

そして年が明けてからは

 

ある商品づくりのための集中練習が始まる。

 

H花壇(超有名どころ)からの下請けで

 

披露宴の円卓中央に飾る

 

テーブル装花の注文が

 

新しく定期的に(毎週)

 

入ってくることになったのだ。

 

 

Y先生の指導のもと

 

とにかく毎回、練習に練習を重ねる。

 

1〜2ヶ月の練習期間の後

 

商品の注文が来て

 

製作に入る。

 

脳みそに冷や汗をかきながらも

 

なんとか毎週製作を続ける。

 

すこーしずつ感覚が掴めてきて

 

H花壇さんからも

 

「とてもきれいにできています。

 

これからもよろしくお願いします。」

 

などとフィードバックをいただき

 

商品を作るのが毎週楽しみになってきた。

 

 

そんな矢先。

 

春から、新しい株式会社を立ち上げるので

 

そちらへ移行しないか

 

という話をもちかけられた。

 

今までとほぼ同じ仕事内容で

 

同じ指導者(Y先生)のもとで

 

今度は時給も一般並みに上がるとのこと。

 

願ってもない話だ。

 

ふたつ返事で引き受ける。

 

テーブル装花製作チームのうち

 

わたしを含め5人が

 

新会社へ移行することになった。

 

 

 

…そして

 

いまに至ります。

 

あれから一年経ち

 

毎日の仕事が本当に楽しくて

 

やりがいがあり

 

尊敬できる指導者Y先生のもとで

 

しあわせな仕事をさせていただいています。

 

5年前には、想像もつかなかったなぁ。

 

5年前のわたしに、教えてあげたいなぁ。

 

5年後のあなたは

 

こんなに楽しいことになってるよって。

 

世界は優しいよって。

 

あんた幸せものだよって。

 

うん。わたしって、幸せものです(о´∀`о)

 

 

これからも日々は続いていくけど

 

とりあえずこのお話は

 

おしまい!

 

 

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ここまでお読みいただき

 

本当にありがとうございます😊

 

 

あなたが悩みと思っていること

 

あなたが辛いと感じていること

 

それらはすべて、ほんとうは

 

幸せへの道しるべなんだと思います。

 

すべて自分の幸せのために

 

今があるんだよ。

 

 

わたしと病気 その8

デイケアとスポーツセンター

 

そして図書館

 

通う場所をいくつか確保し

 

社会との繋がりもだんだんと増えていって

 

毎日がしみじみと楽しくなってきた。

 

 

そんなある日のこと。

 

2015年の秋口。

 

小笠原へ失踪した2012年夏から

 

ちょうど3年程経った頃。

 

デイケアのプログラムで

 

フラワーアレンジメント体験があった。

 

障害者向け作業所から

 

先生が来て、指導してくれるらしい。

 

 

普段は正直あまり花に興味のないわたし。

 

ふ〜ん。花ねぇ。どんなかな?

 

そんな軽い気持ちでいた。

 

 

そして当日。

 

いつもの集会部屋には

 

沢山の色とりどりの花材が持ち込まれて

 

各自のテーブルの上に配られる。

 

花を挿す土台(吸水スポンジ)に

 

用意された花を

 

自由に挿していっていいと言われる。

 

 

初めてのことに戸惑いながら、ふと

 

花を手にとって、匂いを嗅いでみる。

 

草花の、素朴ないい匂いがした。

 

もともと、手しごとは大好き。

 

それに、エッセンシャルオイルなどの

 

植物の香りが好き。

 

そんな萌え要素に触発されて

 

気づいたらサクサクと

 

花を挿し、作品を作っていた。

 

うん。けっこう、楽しいかも♬

 

結構イメージ通りの作品が出来上がる。

 

 

まったく同じ花材を使っても

 

人によって、出来上がる作品は

 

本当に十人十色。

 

うわ〜面白いなぁと思いながら

 

他の人の作品を見て回ったりする。

 

 

障害者向け作業所って

 

勝手なイメージで

 

単純作業や退屈な作業ばっかりだと

 

思っていたから

 

「こんな面白い仕事内容の作業所があるのか」

 

と、驚きだった。

 

 

そして、そんな楽しい体験から数日後

 

区役所の担当保健師Aさんから

 

(以前、両親が窓口相談に行った時に

 

対応してくれた親切な職員さん)

 

電話がかかってくる。

 

デイケアの担当保健師

 

Tさんから聞いたんですけど

 

岡田さん、とても楽しそうに

 

お花を生けていたそうですね!

 

Tさんが

 

『岡田さんには絶対この仕事が

 

向いてると思う!

 

一度見学に行って見たらどうかな』

 

と言っていましたよ。

 

今度一緒に作業所に見学に行きませんか?」

 

とのお話。

 

保健師ネットワークすごい!

 

すごく、見守られている感じがして

 

嬉しかった。

 

そしてなんだかワクワクするものを感じ

 

見学へ行ってみることに。

 

 

その作業所は、家から徒歩で5〜6分の

 

好立地にあり

 

工賃は時給150円前後だけれど

 

まずは花屋の基礎の基礎から

 

丁寧に教わることができ

 

生花や造花、プリザーブドフラワーを使って

 

ゆくゆくは商品を作ったりできるらしい。

 

そしてお昼のお弁当は無料で提供される!

 

(ココ重要w)

 

福祉作業所なので

 

万が一調子を崩しそうになっても

 

気軽に相談に乗ってくれる職員さんも

 

常駐している。

 

 

ここに通いたい。

 

病気に理解ある職場で

 

好きな手仕事でお金をもらえるなら

 

こんなありがたい話はない。

 

 

そうして、この作業所に通い始める。

 

 

 

つづく。

わたしと病気 その7

服薬を毎日欠かさず続けたおかげで

 

精神的にはだんだんと

 

落ち着きを取り戻してきた。

 

 

ただ、何もやる気が起きない。

 

虚しさで胸がいっぱいの毎日。

 

家に籠りがちになる。

 

なにかこう、のめりこめることや

 

楽しいことがないかと

 

携帯ゲームをやってみたり

 

母に連れられてあちこち出かけたり

 

してみるものの

 

これというものは見つからず。

 

無気力で重苦しい日々が1〜2年程続く。

 

 

ある日、ふと思い立って

 

永田町にある国会図書館

 

久しぶりに行ってみた。

 

以前一時期通っていて

 

結構楽しかったことを思い出したのだ。

 

そこで再び、沢山の本と出会う。

 

漫画、小説、エッセイ、思想本…etc.

 

とにかくいろいろと読み漁った。

 

図書館まで片道45分の道のりを歩くのも

 

いい運動になって、気持ちよかった。

 

 

また、薬の副作用で体重が15kgも増えてしまい

 

なんとかしなきゃと思って

 

区立のスポーツセンターにも通い始める。

 

そこでエアロビクスに少しずつハマり始める。

 

もともと、ダンスは好きなのだ。

 

そしていつも顔をあわせる常連さん達とも

 

だんだん会話することが増えていき

 

仲のいいお友達もできる。

 

 

そうやって

 

少しずつ行動範囲を広げていっていた。

 

 

そんなある日、母から

 

「区立のデイケアっていうのが

 

あるそうなんだけど、興味はある?」

 

と訊かれる。

 

区内在住の精神障害者が週に一度

 

区の保健所に集って

 

いろんなレクリエーションをしたり

 

都内近郊へ外出したりするらしい。

 

どこでそんな情報を知ったのかと聞くと

 

どうやら、両親が区役所の障害者相談窓口へ

 

わたしのことを相談に行ってくれたらしい。

 

わたしは、通ってみたいと答えた。

 

両親がそこまでしてくれたのが嬉しかったし

 

なにより仲間が欲しかったんだと思う。

 

 

ひと月ほどしてから

 

晴れてデイケアへ通い始めることになった。

 

 

病気のこと、悩み、辛いこと、苦しいこと

 

好きなこと、嫌なこと、なんでも。

 

話したいことを安心して話せる場所。

 

一応毎週プログラムは組んであるけれども

 

だるかったり、気がすすまなければ

 

部屋の隅でただゴロゴロしているのもアリ。

 

週に一回、決まった時間に

 

決まった場所へ通うという

 

習慣をつける練習にもなった。

 

 

そんなユルくて楽しいデイケアに通い始めて

 

半年ほど経った頃

 

わたしにとって運命の出会いが訪れる。

 

 

つづく。

わたしと病気 その6

船は桟橋に到着。

 

降りてすぐ、ベテランさんが

 

「あいちゃん、帽子をかぶって」と言う。

 

言われた通り、帽子をかぶる。

 

 

そして

 

出口を出てすぐわたしの目に飛び込んできた

 

本土の警察官さんの姿と

 

 

母の姿。

 

 

予感はしていたことだけれど

 

ショックを受けて、身体がガタガタ震える。

 

母に抱きかかえられるようにして

 

近くのベンチに座る。

 

 

「大丈夫だからね。もう大丈夫。」

 

ガタガタ震えるわたしを落ち着かせようと

 

優しくわたしの肩を抱き、寄り添う母。

 

今思うと、どんな気持ちだったかと思う。

 

なのにその時のわたしの頭の中は

 

「ああ…。やっぱり、ダメだった。

 

この人たちからは逃げきれなかった。」

 

そんな思いでいっぱいだった。

 

 

実は、過去にも失踪歴のあるわたし。

 

だから今回は、わたしが失踪してすぐに

 

両親は警察に捜索願いを出したそうだ。

 

…坊主頭のわたしの写真を見た時

 

一体どれだけショックを受けただろうか。

 

 

しばらくして落ち着いてから

 

車で迎えに来てくれていた父の運転で

 

実家へと帰る。

 

放心状態で助手席に座るわたし。

 

ぼーっと外を眺めながらふと

 

「帽子をかぶって」の意味がわかった。

 

両親が、リアルに坊主頭の娘と対面するのを

 

避けるための気遣いだったのだ。

 

 

やがて実家に到着。

 

冷房の効いた寝室のベッドで横になる。

 

それから数日の記憶は曖昧。

 

ぼんやりおぼえているのは

 

数日間、飲まず食わずで眠り続けたこと。

 

トイレにも一切行かず

 

とにかく眠くて、眠くて、眠り続けた。

 

 

それを見かねた両親はある夜

 

わたしを救急病院に連れて行くか

 

それとも以前から時々お世話になっていた

 

心療内科へ連れて行くか迷い

 

心療内科を選択。

 

とても歩ける状態ではなかったわたしを

 

弟がおぶってくれて階段を降り(うちは2F)

 

車まで運んでくれた。

 

 

その個人経営の心療内科は混んでいたけれど

 

急患のわたしを受け入れてくれた。

 

ところが長いこと横になりっぱなしだったため

 

待合の椅子に座っていることさえもままならず

 

頭がクラクラして床に崩れ落ちるわたし。

 

またしても母が介抱してくれる。

 

診察室には父が代わりに入り

 

状況を説明してくれた。

 

先生はテキパキと対応してくれて

 

水なしでも飲めるタイプの薬を

 

処方してくれた。

 

後に知ったことだが

 

それは、統合失調症の処方薬だった。

 

 

翌日には救急病院に行き

 

点滴を受けながら、トイレを促される。

 

何日かぶりの排尿。

 

点滴のおかげもあり、少し回復する。

 

 

それからは、少しずつ。

 

飲むようになり、食べるようになり。

 

徐々に起きていられる時間が増えていった。

 

どう毎日をやり過ごしていたのかは

 

正直よく思い出せない。

 

約二週間毎に心療内科へ母と共に通う。

 

数回目の診察で

 

正式に「統合失調症」と病名が告げられる。

 

「小笠原へ行った時のこと

 

憶えていますか?」

 

医師から何度か訊かれるが、その度に

 

「よく憶えていません」

 

そう、答えた。

 

現地でついたウソのことを

 

話したくなかったのだ。

 

 

先の見通しも何も立たないまま

 

時間ばかりが過ぎていった。

 

 

つづく。